アメリカの道路のしくみを知ろう

ええっ!?こんなにすべてを失っても走る方向がわかるんですか?

大五りん
大五りん

……あの日の夜は、ソルティー(しょっぱい)だったことだけ覚えてる。。。

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「グッとらっく!!」第1話を読む

実はアメリカの主要道路にはシンプルで明快な「とある法則」が存在するのです。

これさえ知っておけばナビなんて要らない?今回はアメリカの道路のしくみについて学びましょう。

アメリカの道路の種類について

まず最初に、アメリカの主要道路はざっくりと3種類あります。

標識の一例名称日本において相当する道路
州間高速道路 (Interstate Highways)高速自動車国道
アメリカ国道 (US Numbered Highways)一般国道
カリフォルニア州道州道 (State Highways)都道府県道

アメリカントラックシミュレーター(ATS)においてこの中で一番利用する道路は一番上の州間高速道路、インターステートだと思います。表記は“I-“+数字で、りんが走った15号だとI-15と表記されます。

アメリカ国道の表記は“US”+数字で、かの有名なルート66の場合だとUS 66と表記されます。

州道の表記は州によって異なりますが、カリフォルニアの場合”SR”(State Route)+数字です。日本における県道に相当するとはいえ州最長のSR 1だと約1,055km(東京~福岡くらい)もの距離があります。

道路番号には「とある法則」がある

ここからはインターステートに割り振られた番号を例にして、その法則をご説明します。

番号の奇数/偶数で道路の方角がわかる

インターステート道路番号の奇数/偶数について
  • 奇数の場合→ 南北にのびており、西→東へ数字が大きくなっていく

  • 偶数の場合→ 東西にのびており、南→北へ数字が大きくなっていく

歴史が古いアメリカ国道は東→西、北→南へ数字が大きくなります。(混同しないよう逆になっている)

番号のケタ数で道路の種類がわかる

道路番号のケタ数について
  • 1~2ケタの場合→ 主要幹線道路(親ルート)
  • 3ケタの場合→ 補助道路(子ルート)
    • 3ケタの1ケタ目が、
      • 奇数の場合→ 支線(道路の片方だけが親ルートにつながっている)
      • 偶数の場合→ ループ・環状

3ケタの補助道路(子ルート)の下2ケタは、親ルートと同じです。

数多くあるインターステートの中にはこれらの法則から外れるいくつかの例外もありますが、おおまかにこうしたルールを知っておくと、ナビを見なくても今走っている方角や、道路の性格を推測することができます。

インターステートのトリビア

5で割り切れる番号の道路は、長距離輸送の軸である

日本だと番号が小さい道路が上位、という考え方ですが、アメリカは5で割り切れるかどうかが重要です。ちなみにインターステート最長ルートのI-90(上記画像の青線)は全長約4,860kmです。北海道の宗谷岬から鹿児島の佐多岬までが約2,900kmですので、とてつもない長さですね。

核戦争に備えて航空機の離発着ができるよう、一定間隔で直線区間が存在する

はい。ごめんなさい。有名な都市伝説です。確固たる証拠や法的根拠は無いとされています。

まとめ

  • アメリカの主要な道路は、インターステートアメリカ国道州道がある
  • 道路番号の大きさ偶数/奇数ケタ数を見るだけで大まかな道路の性格がわかる

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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