

そろそろタイヤ換えたいな……ベガスではだいぶ無理しちゃったし
↓↓だいぶ無理しちゃったベガスでの出来事をよむ↓↓

そういえばいつも整備工場にまかせっぱなしだったけど、次は自分でタイヤ選んでみようかな
アメリカントラックシミュレーターの中で最初に導入をオススメしたいチューニングパックが、“GOOD YEARタイヤパック”です。トラックカスタムにはいろんな項目がありますが、アメリカのトラックにアメリカのタイヤをはかせると、やはり雰囲気が断然よくなります。
しかし、タイヤ性能が明記されたユーロトラックシミュレーターと違って、ATS版にはタイヤごとの性能差が明記されていない(一部車高は変わるが性能は変わらない)ため、外観上の好みで選んでいる方が多いのではないかと思います。
今回は、実物がそれぞれどのように使い分けられていて、どのような目的に応じて選ぶべきなのかを見ていきましょう。
ステアリングタイヤ(操舵輪側)
Endurance LHS

“Endurance” = “耐久力・持久力”の名の通り、長距離輸送商用車用に開発された看板モデル
“LHS” = Long Haul Steering = 長距離輸送・操舵輪用を意味する
とりあえず迷ったらコレを選びましょう!
G296 MSA

“Mixed Service” = 混合サービス(舗装路と不整地の両方で仕事を行う)用に開発された高耐久性能に優れたモデル
“MSA” = “Mixed Service All-position“混合サービス用のオールポジションタイヤ(操舵輪でも駆動輪でも使える)を意味する
建設・鉱山・林業系の仕事を受ける機会が多い方にオススメ!
ワイドホイールを選ぶと選択肢として出てくるのがこちらのG296です。悪路でガンガン走ることも想定しているため、とにかく耐久性・耐荷重が高い、という特徴があります。
品名 | 最大荷重(lbs/kg) | スピードレンジ(mph/kmh) | PR(プライレーティング) | 流通価格(目安) |
Endurance LHS | 7,160 / 3,250 | 75 / 120 | 16 | $850~ / ¥130,000~ |
G296 MSA | 11,400 / 5,170 | 68 / 109 | 20 | $1,500~ / ¥233,000~ |
プライレーティングはタイヤの強度を示した数値で、差が4あるというのはとてつもなく大きな性能差です。逆を言うと、PR20のタイヤが要求されるような現場でPR16のタイヤが同じように走ればどえらいことになります。
それだけ頑丈ということは長持ちするわけで、ゲーム内では$10の価格差でそれを表しているのでしょうが、私がウォルマート等々で確認した限りでの実売価格差は倍近くありました。はっきり言ってランニングシューズと安全靴くらい性格が違うタイヤなので、そのあたりを使い分けるとおもしろいんじゃないかと思います。
ざっくりまとめると、
- 通常貨物、オンロード(舗装路)での仕事をよく受ける方はEnduranceがオススメ
- 建設現場や山のオフロード(未舗装路)、鉱山での仕事をよく受ける方はG296がオススメ
ドライブタイヤ(駆動輪側)
Endurance LHD

“Endurance LH“シリーズの駆動輪用
“LHD” = Long Haul Drive-axle = 長距離輸送・駆動輪用を意味する
LHSとコレをセットで選ぶのがオススメ!
Fuel Max RTD

“Fuel Max” 特定の都市・地域内での輸送に限定したトラック市場向けに燃費性能や耐摩耗性を高めたモデル
“RTD” = Regional Traction Drive-axle = 地域交通輸送・駆動輪用を意味する
経済性を高めたい、また特定の地域・都市部に限定して仕事を受けている方にオススメ!
Fuel Max SSD Dura Seal

“Fuel Max“シリーズのスーパーシングルタイヤ
“SSD” = Super Single-style Drive-Axle を意味する
“Duraseal” タイヤに異物が突き刺さるとタイヤに充填されたジェルが穴をふさぐ自己修復機能をもつ
操舵輪にG296を選んだ人にオススメ!
“スーパーシングルタイヤ“とは、ダブルタイヤの役目をシングルタイヤで果たすことを目的とした大型のタイヤのことです。

「一本で済むならみんなそれでいいじゃん」ってなると思うんですが、似たようなスペックのダブルタイヤ構成(ゲームには実装されていないモデル)で比較してみましょう。
品名 | タイヤの重さ(kg) | 耐荷重(kg) | 流通価格(目安) | メリット | デメリット |
Fuel Max SSD Duraseal(スーパーシングル) | 86 × 4本 = 344kg | 4,625 × 4本 = 18,500kg | $2,200 × 4本 = $8,800- | ||
Armor Max MSA Duraseal(ダブル) | 65 × 8本 = 520kg | 2,725 × 8本 = 21,800kg | $1,500 × 8本 = $12,000- |
Armor Maxが比較検討対象として最も適切かどうかは異論あると思いますが、Durasealで混合サービス用途の現行モデルとざっくり比較するとこのような結果となりました。
DurasealはGOODYEARの説明だと1/4インチ(約6mm)程度の穴まで塞げるとのことなので、パンクしたらアウトとなるスーパーシングル構成のデメリットがやや弱まるかもしれません。というわけでまとめると
- 基本はやっぱり”Endurance“
- “特定の州や地域都市“でしか仕事を受けない、また経済性重視のロールプレイが好きな方は”Fuel Max“
- 操舵輪にG296を選んだのなら、駆動輪はスーパーシングルの”Fuel Max SSD Duraseal“
トレーラータイヤ
Fuel Max LHT

“Fuel Max” シリーズのトレーラー用で、転がり抵抗を抑える次世代コンパウンドによって高い燃費性能を持つ
“LHT” = Long Haul Trailer = 長距離輸送・トレーラー用を意味する
“LHS” “LHD” を選んできたならコレがオススメ!
G316 LHT

グリップ性能と排水性能を高めたモデル
燃費よりもタイヤとしての性能を重視したい方にオススメ!
G316 LHT Dura Seal

“G316 LHT” のDurasealモデル
通常モデルよりさらに高いレベルでタイヤの安全性を確保したい方にオススメ!
Fuel Max SST Dura Seal

“Fuel Max” シリーズのスーパーシングルタイヤ
“SST” = Super Single-style Drive-axle Trailer を意味する
おまけにDurasealまでついてて安心安全
不整地での仕事が多い方、トラクター側にスーパーシングルを採用した方にオススメ!
GOODYEARトレーラータイヤのまとめです。
- 基本となる”Fuel Max“、燃費以外の性能を重視した”G316“
- “Duraseal“採用モデルは2種類。トラクター側の構成に合わせて”SST“を選ぶのもアリ
(余談)ダブルタイヤの偏摩耗について
ここからは実物の話なので読み飛ばしてもらって構いませんが、Fuel Max LHTとG316の決定的な違いとして”方向性タイヤであるかどうか“があげられます。(G316が方向性タイヤ)
タイヤを長持ちさせるためにはタイヤローテーションと呼ばれる定期的なタイヤの配置換えを行って偏摩耗を防ぐ必要があるのですが、回転方向が決まっている方向性タイヤはダブル構成だとローテーションできるポジションが限られてきます。

ホイールからタイヤを外して向きを変える手段も取れますが、そのたびにタイヤバランスを調整したりと色々めんどくせえです。
ですがそれを補って余りあるメリットとして、方向性タイヤは”強力なグリップ力や排水性能を持つトレッドパターンを刻める“ことがあげられます。ゲームとはいえ、こうした性格によって決めるのも楽しいですね。
GOODYEARボディーペイントについて


GOODYEARタイヤパックにはボディーペイントも2種類含まれますが、これがすごくカッコいいんですよね。なんならこっちがメインじゃないかと感じるくらいオススメできます。
ETS2と違ってタイヤ性能が体感できない為なんとなくで選んでしまいがちですが、今回の記事を参考に自分のプレイスタイルにあわせたタイヤを選んでゲームの没入感が高まればうれしく思います。

自分で選んだタイヤだとより愛着がわくよね!
今回はここまでです。最後まで読んで下さりありがとうございました。